後立山連峰、爺ヶ岳から鹿島槍へ。
- 2023.08.25
- 登山紀行
- ソロ登山, テント泊登山, 冷池山荘, 剱岳, 山が好きな人と繋がりたい, 山登りが好き, 後立山連峰, 扇沢, 柏原新道, 爺ヶ岳, 登山, 登山が好き, 登山好きと繋がりたい, 種池山荘, 自然が好き, 鹿島槍ヶ岳


【2日目】冷池山荘➡(1時間50分)爺ヶ岳南峰➡(40分)種池山荘➡(2時間20分)柏原新道登山口
剱・立山連峰を眺めながら稜線歩き
登山口まで歩いて5分ほどの
扇沢市営第2駐車場は
朝の4時半を回って、ほぼ満車だったが、
運よく停めることができた。
1日目は柏原新道から入山し、
冷池山荘まで約6時間の山行となった。
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柏原新道は、よく整備された
歩きやすい登山道である。
進むたびに、場所を示すプレートが掲げられ、
その名もユニークで楽しい。
落石など注意しなければならない箇所には、
看板が設置され安全を促すなど
登山者に対してとても親切だ。
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歩きやすいが距離も長く、ところどころ
急な斜面もあり、なかなか一気に進めない。
この時期(8月初旬)は、高山植物も多く咲き、
折れそうな心を癒してくれる。
後半の急登、富士見坂、鉄砲坂を過ぎると
種池山荘だ。
スタートして3時間10分、やっと到着。
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種池山荘はスバリ岳・針ノ木岳・蓮華岳方面、
爺ヶ岳・鹿島槍・五竜岳方面への分岐点だ。
オレンジ色の三角屋根の外観は、遠くからでも
よく分かり、山の景色にとてもよく映える。
ピザが有名であるが、
午前10時からの提供とのこと。
断念して爺ヶ岳方面へ向かう。
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ここからが素晴らしい稜線歩きの始まりだ。
綿毛が印象的なチングルマの道の先には
爺ヶ岳が姿を見せ、振り返れば、
スバリ岳・針ノ木岳・蓮華岳への稜線、
その背後には剱・立山連峰が姿を現す。
何とも美しい!幸せロードだ。
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爺ヶ岳南峰の手前、ハイマツの中に
ライチョウが姿を見せた。
悪天候の日に現れるライチョウだが、
こんな天気のよい日に出没するとは・・
これまた、運がいい!!
しばらく、その動きを堪能した後、
爺ヶ岳南峰へと登頂した。
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先ほどは真後ろに見えていた剱・立山連峰が
真横にドーンと見えている。
しかも雲もなくクッキリとその姿を現し、
しばし見とれていた。
あまりの美しさに笑みがこぼれる。
周りの登山者も笑顔だ。
お互いに写真を撮りあい言葉を交わす。
見ず知らずの方と景色の美しさを
共感できる最高の瞬間だった。
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爺ヶ岳は南峰・中峰・北峰とあり、
中峰が一番標高が高く、
北峰は山頂に登ることができない。
本来なら中峰に行くべきだが、足がかなり疲れ
今回はスルーして巻き道を選んだ。
北峰も巻き、下ったところが冷乗越だ。
ここから登って下って、さらに登りかえすと、
冷池山荘に着く。
しかし、一睡もせずに4時間運転し、
到着後、すぐに5時間半も歩き続けると、
筋肉の疲労は蓄積し、乳酸はたまり、
もう限界であった。
山荘手前の最後の登り坂で
ついに内転筋が攣ってしまい
立往生する羽目に。
しばらく筋肉をほぐして、ゆっくりと歩いて
何とか冷池山荘にたどり着いた。
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呑みながら冷池山荘での楽しい語らい
テント場は山荘から15分ほど
登山道を登ったところにあった。
午後になり、予報どおりにガスが上がってきて
辺りは真っ白になっていた。
テントを張って、落ち着いたので
山荘前のテーブルでビールを飲むことに。
先ほど爺ヶ岳山頂で言葉を交わした
登山者2人と合流。
鹿島槍登頂は明朝にして、
しばし飲み会状態となった。
登山歴10年、5年とお二人は
私よりも経験豊富。
色々な山行の話からザックやウェアの話など、
何時間も話は尽きない。
こういう出会いがあるから、山は楽しい。
山という共通テーマがあるだけで、
何時間も喋れるってすごいことだなあと
つくづく思った。
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テント場に戻り夕陽を愛でながら、
サクッと夕食(昼食)を取り、横になる。
あまりにもカラダが疲れすぎて、
なかなか眠れない。
内転筋もなんか嫌な感じだ。とにかく休もう!
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翌日は3時半に起きるが、
カラダが非常に重く内転筋も硬くなっている。
肉離れでも起こしたら大事になると思い、
鹿島槍ピストンは断念して
昨日来た道を戻ることにした。
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日の出を拝みつつ爺ヶ岳方面へ歩を進める。
雲海が広がり陽が上がってくるこの時間帯は
山が最高に輝いて見える。
一日の始まりには希望がある。
そんな光景を愛でながら稜線をゆっくり歩く。
昨日とは違った感動がある。
剱・立山連峰は今日もしっかり顔を出し、
高山植物は変わらず咲いていた。
種池山荘は霧に包まれ、幻想的だった。
柏原新道を下りるのが名残惜しいが、
この風景はしっかりと脳裏に焼き付いている。
2日間の素晴らしい山行を思い出に
明日からまた頑張って生きよう!
2023年8月5(土)~6(日) 【距離】13.5km 【標高差】1,483m |








































































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