2023年の幕開けは黒斑山へ雪山登山。
- 2023.01.31
- 登山紀行


ガトーショコラを見に
黒斑山へ。
8時半、高峰高原ビジターセンター前の登山口からスタート。
12本爪アイゼンを装着し、ストックを持って歩き出す。
雪を踏みしめると、アイゼンの爪がキュッと食い込む感覚が好きだ。
樹林帯の中をゆっくりと歩いているだけでも楽しい。
東側斜面を見ると、一面、雲海に覆われている。
いきなりこんな景色に出会って感動だ。
1時間ほど歩いて程よく身体が温まってきた頃、槍ヶ鞘に到着。
浅間山がドーンと見えるではないか。
浅間山と言っても、見えているのは前掛山。
浅間山は活火山で足を踏み入れることができず、
いまは前掛山を浅間山の山頂としているとのことだ。
次のポイントは、トーミの頭。
そこまでは急登を一気に登る。
きつい坂だが、距離は短いので、思ったよりは楽だった。
ここからもドーンと浅間山が。
念願のガトーショコラ(そう呼ばれている)にやっと出会えた。
一昨年にも来たけれど、ガスでまったく見えなかったので、今年はリベンジを果たし嬉しい。テンションが上がる。
ここからは稜線歩きで黒斑山へ。
これから向かう蛇骨岳、仙人岳までよく見える。
右を見れば、浅間山が。最高の山歩きだ。
黒斑山へ到着した頃、ちょうどガスがかかってしまう。
しかし蛇骨岳に着く頃には、もう晴れて再び浅間山がくっきり。
仙人岳まで行くと、浅間山がさらに大きく見える。
その先の鋸岳、Jバンド方面まで行ってみたいが、
今日はここまでにしておこう。
これから前掛山まで行くというカップルに出会った。
体力あるなあ。お気をつけて!と言葉を交わし、見送った。
今度、夏季に来たら、前掛山まで行ってみようと思った。
浅間山とともに雪道を歩く爽快感。
キュッキュッと踏みしめる足の感触。
清々しい青空とうごめく雲の様子。
たくさん出会った登山者の笑顔。
この景色と雪山の心地よさに、すべての登山者は笑顔になるのだ。
今日も心の中にたくさんのお土産を詰め込んだ。
自然からの恵みを共有する素敵な仲間と、温泉に浸かって、さあ帰ろう。


















高峰高原ビジターセンター➡(1時間)トーミの頭➡(10分)黒斑山➡(20分)蛇骨岳➡(30分)仙人岳➡(20分)蛇骨岳➡(20分)黒斑山➡(10分)トーミの頭➡(45分)高峰高原ビジターセンター |
2023年1月8日 晴れ 距離 8.2km 標高差 650m |
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