紅葉を愛でる山旅。西丹沢・檜洞丸
- 2022.11.20
- 登山紀行


標高差1,000m以上。
表情豊かな登山道から
富士山と紅葉を楽しむ。
小田急線「新松田駅」からバスで約70分、西丹沢ビジターセンターからスタート。舗装路をしばらく歩き、途中から登山道に入ると景色は一変する。沢沿いのゴツゴツした道。両側の斜面には木々が生い茂り、葉の隙間から陽光が降り注ぐ。「熊出没注意」の看板からは、沢を離れて急な斜面を登っていく。


急坂を登った後はしばらく緩い登山道が続く。道は平坦からやがて下りになり、沢まで一気に下っていく。ここが「ゴーラ沢の出会い」。青空と樹林の紅葉。広々とした河原はじつに気持ちがいい。沢を2回ほど渡り、反対側の斜面を進む。渡渉もまた楽しい・・・・



渡渉の後、再び急な斜面を登り樹林帯の中へ。両手両足を使って、よじ登る箇所もあるが、長くは続かないのでよかった。沢の音も聞こえなくなり、標高を徐々に上げていく。回りの樹木はオレンジや黄色に染まり、太陽の光が当たってキラキラしている。紅葉オンパレードだ。
展望園地と呼ばれる見晴らしのよいスポットからは富士山が顔を出し「紅葉と富士山」を堪能できた。








紅葉ロードがしばらく続いた後、木の階段が多くなってきた。丹沢の山域はよく整備されていて、木段がとても多く歩きやすいが、地味に太腿をいじめる設えでもある。標高を上げてくると、葉の落ちた木々や低木が増え、回りの風景が見渡せるようになってくる。山頂まであと少しだ。


ようやく山頂に到着。山頂は人が多くて落ち着けないので、少し下った青ヶ岳山荘前のテーブルでお昼ご飯。ここは蛭ヶ岳や丹沢山、塔ノ岳などの丹沢山脈の主稜線が見渡せる絶景ポイントだ。
風もなく穏やかな昼下がり。まったりと山頂飯を食べ、友人たちと談笑する最高の時間。この幸せなひとときは日常では味わえない醍醐味。空に近く、世俗から遠い山頂特有の雰囲気が僕たちの心を豊かにしてくれるのだ。いつまでもこうしていたいが、バスに間に合わなくなってしまうので、そろそろ下りることにしよう。





2022年11月3日 晴れ |
西丹沢ビジターセンター ➡ (1時間)ゴーラ沢出合 ➡ (1時間)展望園地 ➡ (2時間)檜洞丸山頂 ➡ (1時間)展望園地 ➡ (40分)ゴーラ沢出合 ➡ (40分)西丹沢ビジターセンター |
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