新緑の箱根・金時山
- 2022.06.05
- 登山紀行

森を巡り、芦ノ湖、大涌谷を眺めながら山歩き
金時山への登山口は色々あるが、
今回は乙女口から登り、
金時山登山口(仙石バス停まで300m)に
下りるルートを選んだ。
箱根湯本駅からバスで乙女口で降りると、
目の前が登山口だ。
※箱根湯本までバスで戻る場合、
仙石バス停の方が圧倒的にバス本数が多い

金時山山頂へ
乙女峠までは樹林帯の登山道をゆるやかに登っていく。
鳥のさえずりを聞きながら、そして木々の青さに
見とれながらゆるゆると40分ほど歩くと乙女峠だ。
残念ながら、富士山には雲がかかっていて、
よく見えなかった。
まあ、晴れていてもこればかりは
運によるものだから仕方ない。










乙女峠からは、なだらかな道を歩き、長尾山へ。
山頂からの景観はないが、広場になっているので、
休憩したりご飯を食べたりするにはいい場所だ。
長尾山からは一旦下っていき、金時山までは
登りかえしが待っていた。
急な斜面を登っていくと、
金時山と書かれた山頂の文字が見えた。
山頂はテーブルに空きがないほど賑わっている。
老若男女、わんちゃんまで連れて登ってくる、
さすが人気の山だ。



山頂の2つの茶屋で、2つの味を楽しむ
金時山の山頂には、『金時茶屋』と『金太郎茶屋』の
2つの茶屋がある。
色々迷ったが、金太郎茶屋で名物の
『まさカリーうどん』(1,000円)を注文して、
金太郎茶屋所有の外テーブル席を確保。
そして、金時茶屋で『なめこの味噌汁』(600円)を
注文し2つの茶屋の味を賞味した。
まさカリーうどんは、蕎麦屋にあるようなカレー
うどんを想像していたらまったく勝手が違った。
冨士屋ホテルの総料理長が監修したという味は
スパイシーで香ばしく、うどんのスープではなく、
カレーライスのように水分少なめのルゥだ。
1,000円と高めだが、やみつきになる旨さ。
うどん自体にもう少しコシがあれば、
文句なしなのだが。
ガラムマサラが置いてあるので、
振りかけると一層スパイシーになる。
一度は味わってみたい名物メニーであることは
間違いない。
さて、金時茶屋で頼んだ
なめこの味噌汁は、なめこがたくさん入った優しい味。
酒粕(?)なのだろうか、旨味が深く飽きない味だった。
こちらも、また来たら頼みたいメニューとして
忘れられない。







山頂でのんびり、まったりした後、
矢倉沢峠経由で約1時間で、金時山登山口に下山した。
さて、運動した後は温泉に浸かり、
そして生ビールが待っている。
クルマではなく、公共交通機関を利用した
登山ならではの楽しみである。



下山後は、温泉、そして生ビールと激うまピッツァ
金時山登山口から仙石バス停まで歩いて約5分。
バスに乗って約30分で箱根湯本駅だが、
ひとつ手前の温泉入口で下車。
歩いてすぐのところに今回の日帰り温泉、
早雲足洗の湯『和泉』がある。(1,250円)
アルカリ性単純温泉で、やや狭いが露天風呂もある。
温度は40℃といったところか。
この外湯(合わせ湯)は、湯本第9号和泉をはじめ、
7つの源泉を合わせてるので、合わせ湯と呼ばれる。
なかなかユニークなお風呂だ。
すっかり長湯してしまったので、喉がカラカラ。
飲みたい缶ビールを我慢して食事処へ向かう。
箱根湯本の大通りの裏手にある
イタリアンレストラン『808 Monsmare』だ。
(予約不可・カード不可)
ここはピッツァが人気の店で入れるか心配だったが、
なんとかテーブル席に座れて安心した。
(ディナーは17:00~)
まずは生ビールを一気に流し込む最高の時間!!
前菜盛り合わせとピッツァ、
そして赤ワインを合わせる。
登山・温泉・ビール・ピッツァ・ワインの
5大エンターテイメントだ。






今回の山歩きは、贅沢な旅だった。
いつもなら、クルマでサッと行って、サッと下山。
渋滞を避けて早めに帰るパターンが多かったけれど、
電車だとお酒も飲めて、ゆっくり行動できる。
こうした趣向も、たまにはいいものだと思った。
2022年5月28日(土) 天候:晴れ |
箱根湯本駅8:50⇒(箱根登山バス)⇒乙女口バス停9:17⇒乙女峠10:15⇒長尾山10:30⇒金時山11:15(昼食)12:30⇒金時山登山口13:45⇒仙石バス停13:50 |
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