唐松岳から五竜岳へ縦走の旅

唐松岳から五竜岳へ縦走の旅
【1日目】八方池山荘(3時間15分)➡唐松岳頂上山荘(15分)➡唐松岳
【2日目】唐松岳頂上山荘(1時間35分)➡五竜山荘(55分)

➡五竜岳(40分)➡五竜山荘(3時間40分)➡アルプス平駅

2023年9月9日(土)~10日(日)      18.3km     標高差1,900m

唐松岳頂上山荘に泊まり、五竜までの稜線歩きを楽しむ2日間。

***********************************************************************

八方尾根スキー場の一番上にある八方池山荘(標高1,830m)から

始まる八方尾根は見晴らしのいい直登ルート。

整備された道をハイキング気分で登っていくと八方池に着く。

美しい池で、鏡のような水面には周りの景色が映り込む。

この日は雲が多く山々が見えなかったが、

晴れていれば白馬三山が映り込むはずだ。

八方池から先は、いよいよ登山道らしく険しくなる。

岩場の急斜面を登り、500mほど標高を上げると

唐松岳頂上山頂に着く

***********************************************************************

八方ゴンドラリフト「アダム」に乗り「兎平」へ。そこからリフトに2つ乗り換えて「八方池山荘」へ
八方池山荘。ここから登山がスタートする
八方尾根の登りはじめ。岩が多いが斜面はそれほど急ではない
木の階段も整備されていて、歩きやすい
続々とみんな登っていく
八方山ケルン。八方尾根には6つのケルンがあり、道しるべとなっている
第2ケルン。まだまだ先は長い
横を見れば雲海が。今日は雲が多い
八方池山荘から約1時間で、八方池に到着
晴れていれば正面に白馬三山が見えるはずだが、雲に覆われて見えない
八方池を過ぎると、観光客はいなくなり登山者だけだ
道も徐々に険しくなってくる。まだまだ先は長い
ガスが出てきた。スタートして2時間50分。もうすぐ稜線
岩場の急斜面。もうすぐなはずだが・・
道は狭くなり、斜面も急になってきた
稜線に出た。まずは唐松岳頂上山荘に向かう
頂上山荘にチェックイン後、唐松岳へ。約10分
ガスに覆われて、周囲の景色は見えない
唐松岳から見る頂上山荘。少し下がったところにテント場も見えている
頂上山荘の夕食。この日は混んでいて食事時間30分の入れ替え制

***********************************************************************

朝5:00に唐松岳頂上山荘をスタートし、五竜岳をめざす。

ヘッデンを付けて歩き出すが辺りはしだいに明るくなってきた。

岩場の難所である牛首の鎖場を慎重に通過する。

思ったより高度感もなく、足場、手がかりもあるので

三点支持をしっかり守れば危険ではない。

早朝からアスレチックを楽しみ、稜線を進むと

陽が昇ってきた。辺りにはもくもくと雲が湧き上がり、

雲海となって山々の間に立ち込める。

眼前には勇ましい五竜岳が姿を現した。

***********************************************************************

早朝5時前の山荘前。夜明け前に五竜に向けて出発
山荘の正面玄関。お世話になりました。
空が明るくなってきた。もうすぐ日の出だ
頂上山荘から少し歩いたところ。夜明けのこの時間帯が好きだ
頂上山荘と唐松岳。今日は天気がよさそうだ
難所、牛首の鎖場が始まる。ヘルメットをかぶっていざ・・・
ちゃんと鎖があるので大丈夫
早朝からアスレチックでカラダを温める
雲海の上の空が赤く綺麗だ。
雲海の遠くから陽が昇ってきた。この瞬間がたまらない
五竜岳の雄姿。日本百名山の深田久弥は「筋骨隆々の山」と表現した
朝日を浴びた五竜を前に緊張感が高まる
眼前に迫る雄姿。カッコいい!!!!!
雲海が美しい。
陽が上がり、辺りの山々を照らす
五竜手前のピーク、大黒岳
生きているかのようにうごめく雲海
五竜岳と唐松岳の稜線上に建てられた標識
五竜岳手前のピーク、白岳。遠見尾根の起点となる
眼下に五竜山荘。その奥が五竜岳
武田菱が入った五竜山荘正面
晴れて、雲海も活発になってきた

***********************************************************************

五竜山荘で荷物をデポし、アタックザックで五竜岳へ。

最初は緩やかな岩場を登ってゆく。

振り返ると、赤い屋根の五竜山荘、その向こうには唐松岳、

さらに奥には白馬三山まで見える素晴らしい景観だ。

荒々しい岩場を両手両足を使いながら全身で登っていく。

汗が流れ、呼吸が大きくなり、足の筋肉はフル稼働する。

周りの山々が低くなり、雲海が下に見える。

天国への道を一歩一歩進んでいる感覚に、

心と身体が喜んでいる。

山頂は別世界だ。

前方には鹿島槍ヶ岳の双耳峰が

威風堂々とした姿を見せている。

自然と笑みがこぼれる。僕は思わず両手を大きく伸ばし、

天へピースサインを送った。

五竜岳。ありがとう!!!!!!!!!!!!

***********************************************************************

五竜への登り始め。振り返れば、五竜山荘と雲海
唐松岳から歩いてきた稜線が見える
急な岩場を登る。疲れるが危険はない
もうすぐ山頂。歩いてきた岩場、その向こうには雲海
こんなところを歩いている幸せ。
先には、鹿島槍ヶ岳の北峰、南峰がくっきりと見える
雲海に見とれる。ここは天国。雲のしたは下界(現実)
山頂へのラストウォーク
山頂標識。後ろには立山連峰、剱岳が見える
山頂から見渡すと、この景色。ずっとここにいたい
雲の上には、こんなに素敵な
開放感に包まれ、幸せいっぱいの筆者